DAC搭載真空管ヘッドホンアンプ
ALO audioが彼らにとってのリファレンスとして販売している真空管アンプ「Studio Six」、そのクオリティをポータブルできるこの筐体に詰め込み、完成したのが「Continental Dual Mono」です。開発コンセプトからも感じられるように、これまでの「Continentalシリーズ」とは異なったコンセプトがあります。Continental Dual Monoに採用されたこの新しいデザインは全て「音楽」の為に作られており、日常の中で何度も自分たちの製品に触れ、より良い物を作っていこうという想いがカタチ創られた最高のデザインです。
Continental Dual Monoの製造は、米オレゴン州ポートランドにあるALO audioのラボにて全て行われ、高水準な製品クオリティを支えています。
真空管をLRで独立させた独自デザイン
Continental Dual Monoの設計には、バッテリー駆動型真空管アンプを数多く発表している米Red Wine AudioのVinnie氏が深く関わっています。真空管には、フィリップス製「6111」真空管が実装されており、個々の真空管はカスタマイズされたPCB(プリントサーキット)にハンダ付けされ「マイクロフォニックノイズ」の対策や真空管の交換が容易に行えるような設計がなされています。またオートバイアス方式(自己バイアス方式)を採用している為、真空管のバイアス調整の必要はありません。増幅部に関してLRを独立させたこのアンプ設計は、クロストークの問題を解決し、安定した電源を供給することで、パワフルでより広いサウンドステージを実現します。バッテリーには、サイクル寿命が約1000サイクルのパナソニック製リチウムイオンバッテリー「18650」を直列で3セル実装させ、クリーンな電源を真空管に供給します。
電源回路へのこだわり
Continental Dual Monoは、各回路に対して独立したリニア電圧レギュレーターを使用しており、各回路の内部電圧をそれぞれ独立させることにより、アンプ回路とDAC回路とで内部電圧の歪みを最小限に抑えています。また、スイッチングノイズを伴わないリニア方式の電圧レギュレーターを採用したことによって、より歪の少ないクリーンな電源を各回路に届けることで、クリアな音質を得ています。
真空管とトランジスタを使用したハイブリッドアンプ
Continental Dual Monoは、真空管だけでなくトランジスタも実装しており、「低インピーダンス」「タイトな低音」そして「正確な音響特性」といった「ソリッド・ステートアンプ」としての利点を取り入れつつ、真空管の豊かなミッドレンジを加えたALO audio独自のサウンドステージに仕上げています。ソリッド・ステートアンプは、ALO audioの厳しい仕様条件を満たしたパーツで構成、レイアウト設計された「クラスAB」を採用しています。特に設計上で拘りと厳しい仕様条件を与えたのが「電圧レギュレーター」であり、中でも「デカップリングコンデンサー」と「抵抗」です。また、長い期間に渡り各部品が安定して動作するよう、温度管理の為の特別な設計が施されています。
DACチップの選択の為、利用可能なほぼ全てのモデルをテストし採用
DACチップを選ぶに当たり、今現在利用可能なほぼ全てのDACチップをテストし、Wolfsonフラッグシップの「WM8741A」を採用しました。その最大の理由は、WM8741Aはデジタルフィルターの性能によりインパルス応答時の「プリリンギングノイズ」がほとんど無い為、非常に優れたSN比とダイナミックレンジを持っています。更に、DSD再生(DSD 64 / 2.8MHz)にも対応しています。
メイド・イン・ポートランドが確かな製品品質を支えます
日常の中で何度も自分たちの製品に触れ、より良い物を作っていこうという想いが、この新しいデザインを創り出しました。また、デザインの全てが「音楽」の為にあります。Continental Dual Monoの筐体は、CNC加工が施されたアルミニウム筐体で作られており、側面には放熱孔がデザインされています。Continental Dual Monoの正面にデザインされたゴリラガラスの窓は、温かみのある真空管の輝きを引き立たせてくれます。Continental Dual Monoの組み立て作業は、米オレゴン州ポートランドにあるALO audioのラボで行われ、高水準な製品クオリティを支えています。
製品名 | Continental Dual Mono |
概要 | DAC搭載真空管ヘッドホンアンプ |
販売終了日 | 2018/07/30 |
関連ページ |
カラー | ブラック シルバー |
DAC チップ | Wolfson 製「WM8741A」 |
対応サンプリングレート | 44.1, 48, 88.2, 96, 176.4, 192 kHz, DSD 64(2.8MHz)/ 16bit, 24bit |
真空管 | フィリップス製「6111」 |
バッテリータイプ | リチウムポリマーバッテリー(パナソニック製「18650」) |
最大再生時間(フル充電時) | 約7時間(アンバランス出力のみ使用時) 約5.5時間(DACまたはバランス出力使用時) ※使用する真空管の種類により変化します。 |
必要充電時間(フル充電まで) | 約3時間 |
デジタル入力 | micro USB |
アナログ入力端子 | 3.5mm ミニ端子 2.5mm 4極端子 |
アナログ出力端子 | 3.5mm ミニ端子( ラインアウト) 3.5mm ミニ端子 2.5mm 4極端子 |
充電方式 | ACアダプター |
入力インピーダンス | 10kΩ(アンバランス) 50kΩ(バランス) |
出力インピーダンス | 1Ω以下(バランス、アンバランス共に) |
サイズ | W82 x H25 x D127 mm |
重量 | 約412g |
付属品 | シリコンストラップ USB Cable AC アダプター 保証書(1年間) |
Continental Dual Monoのカスタマイズ対応に関して | 2016年9月1日から9月30日までの期間において、当社が独自に行っておりましたContinental Dual Monoのカスタマイズ対応に関しまして、上述した対象期間後のカスタマイズ対応依頼については、当社サイト内にございます「購入後のお問い合わせ」よりご申請頂けましたら、当社にて同様のサポート対応を承っております。 |
iPhone 6との接続に関して | 「iPhone 6 + Camera Connection Kit(Apple社純正)」と「Continental Dual Mono」を組み合わせてデジタル接続した場合のハイレゾ音源再生に関して、例えば「96kHz」の音源を再生したとしても、仕様上「44.1または48kHz」にサンプリングレートがダウンコンバートされて再生します。本仕様に関しましては、KaiserToneやFLAC Playerで確認がとれています。 |
※付属品はメーカーの意向により、予告なく変更される場合がございます。 |
Reference 8 IEM Cable
イヤホンケーブル
8導体
銀メッキ銅・単結晶状高純度無酸素銅導体
SXC 8 Mini to Mini
Mini to Mini ケーブル
8導体
銀メッキ銅導体
Green Line Mini to Mini
Mini to Mini ケーブル
クライオ処理・アニール処理済み高純度銅
※ 製品品質の向上と部品需給状況によって、製品構成などの仕様は予告なしに変更することがございます。