ステレオチューブ・コンプレッサー
PhoenixのマスタリングVer.となるPhoenix Mastering Plusはマスタリング業務に耐えうる機能、リコール性を備えたモデルです。
スタンダードモデルよりコンプレッションカーブはややジェントルに設定されており、6dBほどローゲインとなっています。スイッチ類にも抜かりはなく、最新バージョンではゲイン・スレッショルドにはELMA製。アタック・リリースにはAlpha製、出力レベルにはOmeg製クリック式ポッドが採用されています。心臓となる真空管にはMullard/SiemensのNOSバルブが採用され、ローノイズ、長寿命化に貢献しています。
Side Chainスイッチ
サイドチェイン150Hz/300Hzから選べ、低域の入力をフィルターアウトして過剰なポンピング抑えたり、2mixを低域のパンチを損なうことなくコンプレッションしたい時に有効な機能です。また、ステレオリンク時には2つのサイドチェインの平均化された周波数帯域が選択できます。Ch.1が150Hz, CH.2が300Hzの場合、サイドチェインは225Hzとなります。これにより、ステレオリンク時には最大5ポジションの周波数ポイントが選択可能です。
Standbyスイッチ
Phoenixをスタンバイモードとして駆動し、真空管やコンデンサーの長寿命化に貢献します。この際、真空管は通常の50%以下の電流に抑えられます。その際、メーターは真空管に入力する電流量を示し、常にオペレーションの確認が可能です。スタンバイモード時にはSymmetrical(対称)ディストーションが発生し、アナログテープをオーバーロードしたようなサウンドが得られます。これはスタンバイモード時のコンプレッションカーブの特性によるもので、Phoenixの裏技的な使用方法の一つです。
製品名 | Phoenix Mastering Plus |
概要 | ステレオチューブ・コンプレッサー |
希望小売価格 | オープン |
関連ページ | メーカーページ |
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※ 製品品質の向上と部品需給状況によって、製品構成などの仕様は予告なしに変更することがございます。