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DVIGear DisplayNet シリーズ 特集4K対応AV Over IP SDVoE “DisplayNet”シリーズ

SDVoEとは

  • SDVoEとは、業務用映像システムでIPを使ったAV信号伝送(AV Over IP)のコンソーシアムです。SDVoEは「Software Defined Video over Ethernet」の頭文字を取っています。
  • 世界的なスポーツの祭典や、サブスクリプション動画配信サービス、ゲームエンジンなど4K解像度を取り言えれたシステムが求められる時代になってきました。同時に、4Kに対応することはより高精細・高画質化が進み、その品質を確保したままシステム設計することは従来のメタルケーブルのインフラでは難しくなりつつあります。業務用設備の音声や映像のIP化への移行も4Kの普及と共に認識されはじめています。映像のシステムアップをIPに移行することで、新しいユーザーエクスペリエンスを生み出すことが可能になります。SDVoEは既製のイーサネットスイッチをベースにしているため、従来のシステム設計思想に比べて大幅なコスト削減とシステムの柔軟性を実現しています。

 

システム設計概念

  • 従来、基本的に映像送出側(PC、プレーヤー、カメラなど)と表示機器側(モニター、プロジェクター、収録装置など)の接続は“1対1”になります。映像送出と表示機器を1対多、あるいは多対多で接続するには、”マトリクススイッチャー”や”分配機”、”切替機”がシステム上必要でした。
  • SDVoEは、マルチキャスト技術を用いて10GbEネットワークを介した1対多や多対多のパケット通信を実現しています。10GbEスイッチと対応のケーブル(光ファイバーまたはCatケーブル)で接続するだけで、接続先の切り替えや分配を自由に処理することができるようになります。
  • 映像の解像度やフレームレートの変換、合成などの処理も、専用ハードウェアではなく、DisplayNetの送信機や受信機で処理するため、簡易的なシステム構築であればDisplayNetひとつで多種多様な要望に対応できます。

 

DisplayNetとは – 究極のAV配信プラットフォーム – 

  • DisplayNetは、10GbEイーサネット技術を活用して、最大4K(UHD)までの解像度で非圧縮AV信号をリアルタイムで切り替え、分配、配信するAV配信用の新世代の製品カテゴリーです。DisplayNetはSDVoE技術に基づいて構築されており、ゼロフレームレイテンシー、非圧縮(※完全非圧縮は4k/30pまで)、ゼロアーチファクトで最高画質を実現します。

 


DisplayNetシリーズ

ラインナップ

DN-225U USB伝送対応ハイエンドモデル
DN-225 ハイエンドモデル
DN-150-TX-Quad クアッドHDMI2.0入力モジュール
DN-200 DisplayNetシリーズ用サーバー
 

 


DisplayNetはUSB2.0の伝送有無によるハイエンド2ラインナップ


DN-225はDN-225UモデルとDN-225モデルの2種類があります。映像・音声以外にもUSBが伝送できるDN-225Uは防災センターなどで遠隔地のPCをルーティングして任意操作したいなどといった要望に適しています。


 

 


DisplayNetだけのHDMI2.0
4系統入力モジュール


DN-150-TX-QuadクアッドHDMI2.0入力モジュールです。推奨スイッチであるNetGear社のM4300-96Xに直接モジュールとして挿入できるため、送信機4台分の電源、配線、設置スペースを抑えることができます。またアナログ音声の入力にも対応しているため、収音したマイクの音声や、外部からの音声などをシステムに取り込むことができます。


 

 
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DN-200はSDVoE製品の中でも
唯一EIAラックマウントに対応


DN-200はDisplayNetを運用するうえで必要不可欠な制御・統合用サーバーです。システムのコアとなる重要な部分であるため、標準でEIAの規格でラックマウントできるということは非常に安心してシステムアップができます。また、Linuxをベースに設計されており、起動時間の速さ、安定性に優れています。


 

 


主要機能

マトリクススイッチング

DisplayNetはSDVoE技術を利用して10GbEネットワーク網をAV信号伝送に使用しています。従来のAVマトリクススイッチャーとは異なり、10GbEスイッチは実績のあるオープン・テクノロジーで、膨大な量のデータをリアルタイムで伝送させます。拡張性、コスト、24時間365日の信頼性を兼ね備えた10GbEスイッチは、次世代のAVシステムのための非常に優れたソリューションとなっています。DisplayNetシステムのエンドポイントの数は、利用可能な10GbEスイッチのポートの数分使用でき、どのポートもTxまたはRxユニットに割り当てることができます。DisplayNetは、従来のAVマトリクススイッチャーの代わりに、映像システムに理想的なソリューションです。

 
ビデオウォール

ビデオウォールモードでは、1 つの映像ソースを複数のスクリーンまたはプロジェクタに表示することができます。1つのDisplayNet Txユニットからの映像信号は、アレイ状に配置されたDisplayNet Rxユニットに伝送され、それぞれが1つのビデオウォールスクリーンまたはプロジェクターに表示します。各受信機は、ビデオウォールの構成に基づいて映像ソースのセグメントを割り当てられます。その結果、複数の表示機を効果的に組み合わせて、1つの大規模ディスプレイを実現します。DisplayNet Manager® ソフトウェアには、ビデオウォール構成ツールが含まれており、簡単に事実上無制限の数のウォール構成を作成、保存、使用することができます。

 
マルチビューアー

各DisplayNet DN-200シリーズ送信機には、マルチビューワ機能を有効にするためのスケーラーが内蔵されています。マルチビューワー表示では、最大32の異なる映像ソースを同一画面上に同時に表示することができます。ソース信号を特定の解像度にスケーリングして合成することができ、ほぼ無制限のレイアウトで表示することができます。一般的なレイアウトとしては、PiP(ピクチャー・イン・ピクチャー)、PaP(ピクチャー・アンド・ピクチャー)、グリッド、L字型、I字型などがあり、自由にカスタマイズすることができます。DN-200シリーズのTxユニットは、総帯域幅が10GbEを超えない範囲であれば、スケーリングされた出力ストリームとネイティブソースストリームを同時に出力することができます。

 
1対1延長伝送

DisplayNet Tx および Rx ユニットは、10GbE スイッチを使用せず、ポイント・ツー・ポイント・エクステンダーとして使用することができます。エクステンダーとして、Catモデルは最大100 メートルの伝送に対応し、光ファイバーモデルは最大30kmの伝送に対応します。これらのユニットは、HDMI 2.0(またはDVI)、DP 1.2、エンベデッド・オーディオ、ダウンミックス・オーディオ、アナログ・オーディオ、高速USB 2.0(480 Mbps)、1GbE LAN、双方向IR、RS-232に対応しています。

 

 SDVoEテクノロジー

 ゼロフレームレイテンシー  非圧縮  ゼロアーチファクト
DisplayNetは、4K /60p (4:4:4)までの映像音声信号をゼロフレームレイテンシーで伝送することができます。プロフェッショナルなAVアプリケーションに不可欠です。 DisplayNet は、4K /30p (4:4:4) までの解像度を非圧縮で配信します。それ以上の解像度の信号には、ロスレスでリアルタイムのピクセルパイプライン圧縮アルゴリズムが使用されています。採用されている最大圧縮率は約1.4:1です。 低帯域幅用いるAV Over IPソリューションとは異なり、DisplayNet は映像信号にアーチファクトを導入しません。これは、4K/30pまでのすべての解像度で非圧縮画像を伝送することによって実現されます。それ以上の解像度では、DisplayNetの圧縮アルゴリズムは画像のアーチファクトから完全に解放されます。

無限の拡張性 デバイスの自動検出
従来のマトリクススイッチャーとは異なり、DisplayNetシステムのエンドポイントの数は、利用可能な10GbEスイッチポートの数に応じて制限されます。10GbE は全二重 (アップストリームとダウンストリームが 10GbE) であるため、どのスイッチ・ポートも DisplayNet のTxまたはRxユニットに割り当てることができます。コアになる10GbEスイッチを適切に選択することで、事実上あらゆるサイズのI/Oアレイが可能になります。 デバイス自動検出機能により、エンドポイントをホットプラグで接続し、自動的にシステムに認識させることができます。この機能により、大規模なプログラミングを必要とせずに、システムの再構成や拡張を現場で簡単に行うことができます。



豊富な対応インターフェース

DisplayNetは幅広いインターフェースに対応しています。HDMI 2.0、DisplayPort 1.2(HDCP 2.2)、エンベデッドオーディオ、ダウンミックスオーディオ、アナログ音声、USB 2.0(480Mbps)、1GbE、RS-232、双方向IRに対応しています。
※モデルにより仕様が異なります。





マルチレイヤースイッチング

利用可能なすべての信号タイプは、完全に独立してルーティングすることができます。利用可能なスイッチングレイヤーには次の信号が含まれます。映像、エンベデッドオーディオ、アナログオーディオ、ダウンミックスオーディオ、高速USB 2.0(480Mbps)、双方向IR、RS-232。


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システム管理と制御

DisplayNet Serverは、DisplayNet システム全体の制御と管理に必要なインターフェースです。DisplayNet Serverは、DisplayNet Manager®ソフトウェアの使用をサポートするWebサーバーであると同時に、サードパーティの制御装置の使用をサポートするAPIサーバーでもあります。

DisplayNet Serverは、DisplayNet APIサービスを実行しているラックマウント可能なPCで、サーバーへのネットワーク接続を持つクライアントがシステムを制御するために必要になります。DisplayNet Server(型番:DNS-200)を使用することで、様々な制御方法でシステムを管理することができます。
DisplayNet Serverは、制御機器/ソフトウェアとDisplayNetエンドポイントデバイス間の中央インターフェイスになります。



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DisplayNet Manager®

DisplayNet Managerは、DisplayNetシステムのセットアップとメンテナンスを可能にするWebベースのソフトウェアアプリケーションです。強力な制御ホストとサードパーティ製コントローラの使用を容易にするツールを提供し、DisplayNetを様々な業務用AVアプリケーションに簡単に統合することができます。


DisplayNet API™

DisplayNet Managerは、DisplayNetシステムの制御と自動化を可能にするDisplayNet API上に構築されています。コンソール・タブは、DisplayNet ManagerからDisplayNet APIに送信されたコマンドを表示することを可能にし、システム・プログラミングのためのインタラクティブな開発環境を実現します。DisplayNet APIは、サードパーティの制御システムとの互換性を確保するためにtelnet経由でアクセスできます。このアプローチにより、DisplayNetシステムを既存の制御システムおよびワークフローに簡単に統合できます。


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システム概要

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