ミックスウェーブ株式会社(代表取締役社長:齊加 博和 本社:東京都世田谷区)は、Beat Audio社の人気アップグレードケーブルシリーズ「Supernova MKII」のAKGイヤホン「N5005」「N30」対応モデル3製品の発売を2018年6月20日より開始致します。
Beat Audioは、「最愛のイヤホンを活かせられるイヤホンケーブル」を製造・開発する為、2010年より販売を開始。製品クオリティの信頼性、高品質化を目指すべく、一貫してハンドメイドで製造を行っています。「Purity is not everything(純度が全てではない)」というスローガンを掲げ、導体材料に「レアメタル」や「ミネラル」といった特殊な材料を加える事により、誰にも真似することが出来ない、「音質」に特化したBeat Audio独自のサウンドを提供しています。
私たちBeat Audioが手掛けたアップグレードケーブルの一つ「Supernova」は、その美しい銀色の外観と素晴らしい音響特性から、非常に人気のあるケーブルシリーズでした。そのため長い間、このSupernovaの後継モデルを作ろうとは考えてきませんでした。しかし2016年のある日、Supernovaに使用している材料が中長期的に入手困難になるという一報を受け、私たちはSupernovaの後継モデルを開発することを決心しました。
Supernovaの後継モデルを開発していた1年余りの間、オリジナルであるSupernovaの音響特性を品質上の基準とし、様々な製法によって作られたサンプルケーブルを何度も試してきました。しかし、Supernovaの水準を超える線材を新たに作り出すことは難しく、結果的にこのSupernovaをベースとした設計思想を一度リセットし、また一から新しい幾つかのケーブルデザインを試していくことに至りました。
デザインを一新させ、クオリティを3倍に
完成したこの新しい「Supernova MKII」の導電糸には、「単面」ではなく「多面」になるよう導電糸を精巧に研磨した特注の導電糸を採用しました。多面になるよう研磨したことで表面積を増やし、有効な導電面積をSupernovaの8倍に向上させ情報量を向上させています。さらに導電糸は、従来までのSupernovaでは「1本」だけ使用していましたが、純銅線に銀メッキを施したこの導電糸を「1本」から「30本」に増やし、この30本を支え、振動を最小限に抑えるための螺旋状に成型されたナイロン糸を導体のコア部に使用しています。Supernovaでも採用されたシース部のケーブル構造はSupernova MKIIにも踏襲されていますが、スパイラルパターンを持つ高純度銀のシース部に品質的改良を行っています。専用のマシンにより成型された極薄のシルバー・シースは、導体(導電糸とナイロン糸)の外側を完全に包み、導体に流れる信号を極めて高い精度で伝えられるよう設計されています。また私たちの研究成果として、このシルバー・シースが導体とは別に、信号を伝えている事が明らかになりました。この独自のケーブル構造を再開発したことにより、Supernovaと比較してSupernova MKIIでは、音のステージ感やディテール(解像感)などが約300%、品質的に向上していると解析しています。
スケルトンの絶縁スリーブは、Beat Audioの上位シリーズ「Billow」や「Prima Donna」と同じスリーブを採用しており、ケーブルにかかる振動を低減させることでノイズ対策になり、且つ、取り回しをSupernovaよりも改善しています。
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