Thermion Pedals(サーミオン・ペダルス)は、2012年にスペインで設立されたハンドメイドのアンプ&ペダル・メーカーです。
2012年と言えばKemperの登場でIRを搭載したデジタルアンプが一気に普及し、プラグインのキャビネット・シミュレーターがより身近になった事で、より高いライン出力のサウンド・クオリティーが求められるようになった時期でした。
そこでライン・サウンドをよりリアルにし、クオリティーを更に向上させたいと、最初に開発されたのがプリアンプ「Gasoline」「Heartbreaker」、そして現代的なDAW/ライン録音を想定した「SE2 テクノロジー」でした。
Thermionのプリアンプは、ライン接続時にも最高のサウンドが得られる「SE2 テクノロジー」を搭載しています。
全ての製品が、世界中から集められたセレクト・パーツを使用し、スペインでハンドビルドされています。
チューブアンプのリペアから始まり、「古き良きチューブアンプのサウンドと、デジタル機器の汎用性」をキーワードに、様々なアンプ&ペダルを開発してきました。
60~70年代チューブアンプのクリーン・サウンド、80~90年代チューブアンプのハイゲイン・サウンド… それぞれが持つ特徴的なキャラクター、ハーモニクス、そしてダイナミクスをリファレンスし、その素晴らしいサウンドをペダルで再現するのがThermionの開発理念です。
「SE2 テクノロジー」とは?
Studio Environment Emulationの略称で、スタジオ録音の向上を目指して開発されました。
ライン録音時に「ライン特有のサウンドの薄さ」を感じさせず、IRなどキャビネット・シミューレーターとの相性が良いサウンドを出力するサウンド・デザインです。
そのため、ライン録音で比較した時、他メーカー(またはオリジナル)と比べて、本物のアンプのようなハーモニクスの厚みと奥行きが感じられるサウンド傾向が特徴です。
Thermionでも各機種にマッチするIRを配布しており、DAWやデジタルアンプ上にてベストマッチングなキャビネット・シミューレーターのサウンドが得られます。
また、プラスのハーモニクスが得られるため、デジタルアンプの手前に接続してブースターとして使用する事で、リアルな厚みをプラスする事ができます。
受賞歴
・Foro Albacete Capital de Emprededores 2014 「Best innovative idea」 SE2 テクノロジーが1位を受賞
・Foro Albacete Capital de Emprededores 2014 「Innovative project」 Thermion製品が2位を受賞
・Federaci?n de empresarios de Albacete 「Sherpa 2016」 Thermion製品が受賞
プリアンプ/サチュレーション・ブースター
ハイゲイン・ドライブ/プリアンプ
デュアル・チャンネルのプリアンプ/ドライブ
4モード・ファズ